要領良く・合理的に・人より早く行動

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薬局の収入をUpさせる方法を考える

 

 

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こんにちは、クレバーYUです。

 

仕事上の結果を出すためには、薬局としての収入を伸ばしていくことと目標設定。

今回は、私がどのように取り組んで薬局の収入を伸ばしたかをお伝えしますね。

 

 

1)薬局の会計の仕組み

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医療機関(病院・診療所)から発行された処方箋を持って、調剤薬局に行ったことはありますか?

 

調剤された薬を受け取り、薬剤師から薬の説明を聞いて、その人の医療保険に応じた一部負担金を窓口で支払うという流れですよね。

 

けれども、その金額の計算がどのような流れで算出されたのかを説明できる人は少ないと思います。(レセコンで計算している事務員さんも説明できない事が多いですw)

 

ものすごくざっくり説明すると、たいていは以下の3点の合計です。

 

1.技術料  基本料+調剤料+各種加算 
2.薬剤料 → 薬本体の値段
3.管理料  薬剤師による説明、薬版カルテによる服薬管理 

 

 

 

この中で、薬局の収入増に直結するのはどの部分なのか?を考えていきますよ。

 

 

 

2)私が着目した点

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「2.薬剤料」は国が決めた薬価が全国共通の価格であり、これは変更できません。以前は仕入れ値を安く買い叩いて、その差額を儲けようとする薬局が当たり前(薬価差益といいます)でしたが、時代の流れと共にそんなことは不可能になりました。

ここを頑張っても薬局の収入は増えないと判断。

 

「3.管理料」も国が決めた点数が決まっており、これを頑張っても薬局の収入はそれほど変わらない。最近は在宅訪問の点数がUPしていますが、何百件も在宅に行けるマンパワーは無いし、何より効率が悪すぎると判断

 

 

では、「1.技術料」(基本料+調剤料+各種加算)はどうでしょうか。 

 

この中で、基本料というのは、飲食店で言ういわゆる「チャージ料」であり、処方せんを持っていくだけで算定されるが、薬局によって異なる点数を算定しています。

 

 

どうして薬局によって基本料が異なるかといいますと、以下のようにさらに3点の合計に細分化される点数であり、薬局によって点数の高低・算定の有無があるからですね。

 

 

●調剤基本料  薬局の立地や経営母体によって5段階あり。例えば、大手チェーン薬局や病院の敷地内にある薬局は安い。(10点~41点まで)
 
後発医薬品調剤体制加算 → 後発医薬品を使用する割合が多いほど高い点数が算定できる。(0点~26点まで)
 
●地域支援体制加算(旧:基準調剤加算 国が決めた厳しい基準をクリアした薬局のみ算定可能。(35点固定)

 

 

 

私がこの基本料に着目したのは、処方箋を持って来局した方全員から算定できる点数だからです。

合計10点~102点と幅がでかい!

 

たとえば1ヶ月の処方せん受付回数合計が3000回として、技術料が10点UPすると30000点UP、つまり30万円/月の収入増につながるのです!

50点UPだと、150万円/月の収入増ですよ?

 

めちゃくちゃ分かり易い「仕事で結果を出す」ことにつながりますよね!

 

 

 

3)基本料をUPするには?

 

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真っ先に取り組んだのが、後発医薬品調剤体制加算を算定することです。

 

この加算は、薬局で調剤した医薬品の数量の合計のうち、後発医薬品/先発医薬品+後発医薬品の割合が①75%、②80%、③85%と高いほど良い点数が取れるのです。

 

要するに、たくさん後発品に変更した方が高い点数が算定できるということですね。

 

 

tensyoku-kei-yakuzaisi.com

 

 

ですが、この③85%まで達成するのは通常の方法では無理です。

(2018.7月現在、後発変更率は全国平均で約70%弱)

 

かといって、やみくもに動いたところで「在庫数は増えたものの、後発変更率はそれほど上がらない」という経営的に非常に悪い状況に陥ります。

 

次回の記事で、実際に私が行動した、合理的かつ結果が出やすい方法をお伝えします。