要領良く・合理的に・人より早く行動

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規則のすき間が大好きです。人生、うまい事やっていきましょう!

最優先事項について考えさせられた本

 

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7つの習慣とは、

 


(1)主体的である

(2)終わりを思い描くことから始める

(3)最優先事項を優先する

(4)Win-Winを考える

(5)まず理解に徹し、そして理解される

(6)シナジーを創り出す

(7)刃を研ぐ

 

の7つであり、人格の大切さを理解し自分を変えていくことが、本当の意味での成功と幸せを呼ぶと著者は語っている。

 


・・・まさに「自己啓発」の本という感じがするが、「まんがでわかる」のタイトルの通りマンガ形式で、各章の合間にそれぞれの習慣についての解説とポイントが分かりやすくまとめられており、とても読み進めやすい。

 

ひとつひとつの習慣について紹介(アウトプット)することで、より理解が深まり自分の復習にもなりえると思うので、紹介していきます。

 

 

 

導入

7つの習慣を身につける前に大切な考え方があり、それは「インサイド・アウト」で世界を見るということ。

人は誰しも、過去の経験や知識を参照して世界を見ており、他人の言動を見てついつい「間違っている」と批判したくなる時があるが、本当は相手の方が正しいのかもしれない。

このことに気づかない人は物の見方が狭く、失敗や理解されない時に、すぐ人のせいにしてしまう。その結果、ますます成長の機会を逃す。

 

「自分の周りが変わらないと結果が出ない」 → 「自分の内面(インサイド)が変われば行動も変わり、良い結果を引き寄せる」 と考え方をパラダイムシフトすることが重要である・・・

 

(1)主体的である


性格や行動の原因を他人のせいにする。具体的には、「親の遺伝」「あいつのせいだ」「家庭環境が悪い」など、とにかく他人のせいにせず、自分のやり方を変えてみる。

自分で選択した自発的な行動をとる(主体的)ことで、あきらめたり否定的な物言いをせず、自分で状況を変えられるという意識をもつことができる。

 

(2)終わりを思い描く


何事も目的は何か?を考えることで、「やるべきこと」と「やらなくてもいいこと」を明確に区別し、主体的に選択していく。

終わりは、目の前のことから人生まで幅広く設定できる。

 

(3)最優先事項を優先

多くの人が意味を誤解しているが、時間を管理するということではない。

隙間なく埋まったすべての予定を消化しようとすると、どうしても無理がいく場合があり、どれか犠牲にしなければいけなくなる。

そこで、活動を重要度・緊急度により4つに分類し整理する。

第1の「緊急で重要なこと」ばかりにすると、長続きしないばかりか、空き時間をダラダラ好きに過ごしがちになってしまうため、第2の「緊急ではないが重要なこと」に時間を使うべきである。

自分の役割と目標を考え、今何を優先すべきかを選択していく。

 

(4)Win-Winを考える

成功や成果を求めるのであれば、この考え方は必須。

「自分が良ければいい」「自分は我慢して言いなりになる」ではなく、双方にプラスになる関係を築くということ。

自己啓発にありがちな理想の話だと思いがちだが、本書では幸せになる方法は一つ(双方が主張している方法)ではなく、第3の方法を模索することが大切と語られている。

 

(5)まず理解に徹する

コミュニケーションで最も重要なことは聞くこと。

しかも傾聴という態度であり、自分の場合に当てはめて聞いてはならない。

 

(6)シナジーを創り出す

シナジーとは、個別のものを合わせて個々の和よりも大きな成果を得ること。

具体的に言うと、お互いの妥協では最大でも1+1=2であるが、(4)Win-Winの考え方によりお互いの能力を発揮することで、「2」以上のより大きな成果を得ることとされている。

 

(7)刃を研ぐ

体調、観点、自律性、つながりの4つの側面で刃を研ぐ。

自分自身を磨くという意味で、(1)~(6)の習慣を心がけながら継続することで初めて意味がある。

 

 


これらから得られた、薬局の店長としての教訓が次の3点。

 

1.常に最優先事項を考えながら行動する。数多い日常業務の中で、目の前のことだけを考えて行動していると途中で息切れしてしまい、本当に大事な業務に時間を割り当てられなくなる。時間は大切。役割分担を考えて上手に仕事を割り振り、「今」ではなく「もっと広い視点」で業務を考えていく。また、空き時間を効果的に使うため、日頃から目標を持って行動し、その目標に対して無関係と思われる作業や行動を制限することが大切。

 

 

 

2.Win-Winを生み出す関係性作りを目指す。誰しも成功したいと願っているだろうが、他人に幸せを分けてあげるという発想にいたる人は少ない。これは宗教的なイメージではなく、幸せ(プレゼント)を贈ることで、結果的にその人の信頼を得ることができるという発想である。「お願い」をするにしても、一般の人よりも信頼を得られた人からの方が圧倒的に成果が得られやすいはず。

 

 

3.コミュニケーションにおいて、共感・傾聴ができるというスキルは、大きな信頼につながる。人が悩みを打ち明けると、つい「私もそうだったからこうしてみたら」と自分の場合に当てはめてアドバイスしてしまうというフレーズは、一度はやってしまった人も多いだろう。時にはアドバイスして欲しい場面もあるだろうが、多くの場合は「話を聞いてもらえた」とは感じないのでは。ただし、傾聴しすぎて長話する人に捕まらないようにしなければ・・・


 

  

自己啓発=宗教的=洗脳?のようなイメージがあるが、信頼できる人から「こういう内容で、こういう事が得られたよ」という風に紹介されたらどうでしょう?一度読んでみようかという気持ちになりやすいのではないでしょうか。

 

そういう存在になれるよう、「自分磨き」をしていくつもりです。